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紹介状を書く先生と書かない先生

 私は大学在学中から精神科に掛かっているのだが、紹介状を書く先生と書かない先生がいた。書く先生と書かない先生について、個人的な考えがあるので、以下述べていきたいと思う。

 まず紹介状を書く先生についてだが、この様な先生は無条件で優れた先生である。大学病院などを除き、個人開業のクリニックや病院の場合、先生は、受け持っている患者を、特別な場合を除き手放したくない。その様な状況下で他の病院に紹介状を出せるというのは、大変凄いことである。もちろん先生は自分や患者の限界を知っているし、患者にしてみればデメリットよりもむしろメリットの方が大きい。私が過去、大学病院で掛っていた精神科の先生は一年間に3通も紹介状を書いてくれた。今、私が掛りつけの内科の先生は、かなり難易度の高い大学を出た先生なのだが、つい先日快く紹介状を書いてくれた。(検査のための紹介状で、この内科の先生には今後も掛る予定はある。)

 一方で、紹介状を書かない先生もいる。私が最初に掛っていた精神科のクリニックの先生がその様な例で、私が紹介状をお願いすると先生はいつも渋った顔をして、紹介状を書くことを拒んだ。紹介状を書かないというのは、理由として先生か患者に何らかの問題あるいは特別な事情があるから書かないのである。現在、私はとある大学病院の精神科の先生と港区にあるクリニックの先生に大変お世話になっている。今現在、両先生とも紹介状は書かない。私自身、大きな問題がある患者であり、先生の立場からすれば一刻も早く紹介状を書きたいのであろうが、私の紹介状は出ない。このことに関して、私は両先生に大変感謝している。もちろん両先生は大変優れた先生である。

 まれにではあるが、形式上、紹介状は書くが全く意味がない紹介状を出す先生がいる。その様な先生は基本的には論外である。

 結論から言うと紹介状を書く先生というのは優れた先生である。出来ればその様な先生の診察を受け続けるべきだと私は考える。