注目キーワード
  1. 清澄白河
  2. 近況報告
  3. 人生

日本における生涯未婚率と平均初婚年齢

 最近、私は週に一回の割合で図書館に通うようになった。図書館には様々な書籍があるのだが、中でも総務省統計局監修の「日本の統計 2022」や、「世界の統計 2022」といった統計資料に興味を持つようになった。冊子をめくると、様々な統計の資料やデータがある。今後、これらの統計の資料やデータをもとにブログを執筆しようと思うのだが、今回は、日本統計協会監修の「統計でみる日本 2022」をもとに、ブログの記事を執筆しようと思う。

 今回の題名は、日本における生涯未婚率と平均初婚年齢である。この題名に関する統計資料は、「統計でみる日本 2022」のp23に掲載されているので、一部抜粋して、個人的な意見を述べてみようと思う。

 2020年における日本においての平均初婚年齢は、男性が30.0歳、女性が28.9歳である。ちなみに、私が産まれた頃の1970年の平均初婚年齢は、男性が27.5歳、女性が24.7歳である。つまるところ、2020年と1970年では、男女とも平均初婚年齢は、3歳ほどしか違いがない。現在、日本において男女とも晩婚化が進んでいると言われているが、この統計資料を見る限りでは、1970年と比較して、大きく晩婚化は進んではおらず、間違った認識であるといっても過言ではないと思われる。

 次に、日本における生涯未婚率について、データを見てみたのだが、驚くべき数値となっている。ちなみに、以下掲載する数値は、45~49歳と50~54歳未婚率の平均値であり、50歳時の未婚率を示す。2020年における日本においての生涯未婚率は、男性が26.7%、女性が17.3%である。ちなみに、1970年の生涯未婚率は、男性が1.7%、女性が3.3%である。つまるところ、1970年においては、男女とも50歳になれば、婚姻しているのが、社会的にみて、あたりまえだったのが、2020年においては、男性の4人に1人が、女性の5人に1人が、50歳において未婚なのである。平成バブル崩壊後の長期にわたる経済の停滞など様々な要因が、原因として考えられるが、このこと自体、日本において、社会活動や経済活動にとって、マイナス要因となることは、否定できないと思う。ちなみに、出生数をみてみると1970年においては、200万人だったのに対し、2020年は84万人である。

 現在、日本における少子高齢化社会への対策として、国をはじめ各地方自治体において様々な取り組みがなされている。その取り組みが、今後、どのような成果をあげるのか様子をみてみたいと思うのだが、評論家の鈴木貴博氏にいたっては、近著において、移民政策による若年層の外国人の受け入れをあげている。いずれにせよ、現在の日本においては、少子高齢化社会への取り組みは、喫緊の課題である。

 以上、端的に統計資料からブログの記事を執筆してきた。今後も、不定期ではあるが、様々な統計資料やデータをもとに、ブログを執筆していきたいので、よろしくお願いします。