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アベノミクスの再来はあるのか。

 7月10日、参議院選挙があった。今、開票速報を見ながらこの記事を書いているのだが、自公与党勝利の予測がでている。与党勝利となれば、日経平均は上がり、日本株も上がるだろう。そこで、参議院選挙後にアベノミクスの再来があるのか予想してみた。

 先日、お亡くなりになられた安倍氏が2回目の総理大臣となった時、アベノミクスを実施し、日本は円安株高となった。格差社会が進行している中で、我々多くの庶民にしてみれば、景気が良くなった実感は薄いのだが、アベノミクスにより、日本は株高となり、日本経済は持ち直した。今の日本の状況を見てみると、アメリカをはじめ各国がインフレ対策のため、利上げを実施しており、日本は円安である。現在、日本株は決して高いとは言えないが、この円安により、今後、株高に推移していってもおかしくないと思われる。海外の投資家にとってみても、円安の日本市場は十分魅力ある市場であると思われる。そこで、円安株高となり、私は岸田政権下でのアベノミクスの再来の可能性は極めて高いと思っている。

 日本株が上昇すれば、現在、日本で起きている物価高を抑えるためにも、日本銀行も景気動向指数を注視しながら、アメリカなどと同様、利上げのタイミングを見計らってくるだろう。ただ、注意しなければいけないのが、日本がインフレーションの状態にあり、スタグフレーションの状態にないこと。(※スタグフレーションとは、物価は上昇しているが、雇用や賃金が低下している状態のこと)また、日本銀行の利上げにより、景気を極度に冷え込ませたり、住宅ローン債務者への過度な負担を強いないことなどがあげられる。

 いずれにせよ、我々が今出来ることとしたら、アメリカ株や中国株ではなく、日本株を仕込んでおくこと。住宅ローンを固定金利に変えておくことなどがあげられる。現在の円安状態が続けば、多くの日本企業が好決算を出すことは容易に予想出来る。また、日本がスタグフレーションの状態になく、インフレーションの状態にあるとすれば、日本銀行はゼロ金利政策を捨てて、公定歩合を上げてくるだろう。私は、かなり高い確率でアベノミクスの再来はあると予想している。