YouTubeを始めた理由

　私は今年になってから、自力で何とかYouTubeを始めた。始めた理由は、ある程度まで視聴時間と登録者数が伸びれば、広告収入が得られるのではないかと思ったからだ。ところが、このYouTubeという代物、始めてみて結構大変だということに気づいた。

　まず、定期的に昼間仕事をしていて、週末とかの限られた時間だけで、YouTubeを更新するのは大変だということが分かったのである。始めた当初は、勝間和代さんのYouTubeなどを見て、これなら自分でも出来るだろうと安易に考えていたところ、実際に視聴時間も登録者数も伸びなかったのである。当たり前といえば当たり前である。勝間さんは有名人である。私のような無名人が、YouTubeをいくら更新しても焼け石に水である。名の知れた人なら、YouTubeを始めてもいいが、全く無名のしかも実績のない人がYouTubeを始めても、単に時間を浪費するだけである。

　第二に、成功しているYouTuberの多くが、何らかの業者と契約を結んでいるということが分かったからである。私は全て自前でしているが、成功しているYouTuberの多くが、業者と契約して高度な映像を提供している。私はYouTubeを始めた当初、そのことに気づかなかった。出来るだけ見やすく面白くしようとしても、一個人よりは業者の方が、そういったノウハウは蓄積されていて強い。なので、３０本余り動画を撮ったところで、私は更新をやめてしまった。

　だが、私は始めたからにはYouTubeを続けようと思う。何故なら、最初は広告収入のことが頭にあったが、YouTubeという形で、私のことが後々まで残るからである。私個人が発する発信力は微々たるものかも知れないが、YouTubeがある以上、形となってきちんと残る。そして、それは何らかの形で大きな財産となるはずである。なので、私はYouTubeを続けようと思っている。