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早稲田への想い。

 今週、早稲田大学にて卒業式と入学式が行われました。私自身は、早稲田大学の学生ではなかったのですが、中学・高校と早稲田にある学校に計6年間、通学していたので、早稲田への想いというのは、普通の人よりは強くあります。

 私が早稲田で過ごした6年間というのは丁度、1980年代で、高度経済成長の時代は過ぎましたが、90年代のデフレの時代とは違い、まだ経済成長が続いていた時代でした。80年代の早稲田は、私が通学していた早稲田中学・高等学校の他に、早稲田実業もあり、早稲田の学生のための定食屋やコピー屋、雀荘、古本屋など、現在の早稲田とは違う、多くの学生の為のお店がありました。そのような環境の中で6年間、学生時代を過ごすことが出来たということに関して、今でも私は非常に感謝しています。

 高校生の頃は、現在の統合失調症を発症してしまったので、あまり学校に行っていなかったのですが、中学生の頃、期末試験が終わるとよく、近くにある箱根山がある公園で野球をしたり、高田馬場にあるBIG BOXでボーリングをしたり、週末や学園祭の前になると、キッチンオトボケを代表とした定食屋で食事を取ったり、様々な思い出があります。大学は、早稲田ではなく、別の学校に行ってしまったのですが、その頃は、早稲田大学出身の竹下登さんが首相になって、早稲田のことを誇りに思っていたのが強く印象に残っています。

 現在でも、1年に1回は早稲田に行っているのですが、6年間、早稲田で過ごしたということもあって、早稲田には強い思い入れがあります。蕎麦屋の三朝庵がなくなってしまったのは、記憶に新しいことですが、早稲田大学に早稲田大学歴史館や坪内逍遥の博物館、また、会津八一博物館があるというので、時間がある時にでも、訪れてみたいと思っています。早稲田大学の学生の皆さん、もし私の姿を早稲田で見かけたら暖かく見守ってくれたら幸いです。今後も、有意義な学生生活を過ごされることを切に願います。