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テレビはオワコン化してしまうのか。

 若者を中心としたテレビ離れが顕著である。私が学生の頃は、テレビの全盛期であって、毎週土曜日の8時台はドリフとひょうきん族で視聴率をしのぎあっていた。何故、今現在、テレビ離れが顕著なのか。様々な理由が挙げられると思うが、現在では、インスタグラムやツイッターなどのSNSやネットをみる人が多くなってきたことも理由の一つとして挙げられると思う。

 では、この先テレビはオワコン化してしまうのか。結論から述べると、テレビは主役の座をネットやSNSに奪われはするものの、情報の受け手としてのツールとしては、ラジオなどとともに残るだろうというのが、私の意見である。

 現在、仮想通貨取引をはじめとしたWeb3.0の概念が出回っている。現在のインスタグラムやツイッター、ネットは主にWeb2.0の概念の世界だと思われるが、残念ながらテレビはWeb1.0の概念の世界にとどまっていると私は考える。つまり、テレビ局は一方的な情報発信の立場であり、Web2.0やWeb3.0の概念の世界からは遠くかけ離れている。今、私は、日向坂46のおかげでラジオを聴くようになった。現在のラジオは進化しており、情報を受け取るだけでなく、個人の感想や考えを返信することが出来る。また、お気に入りの番組は、規定の放送時間だけでなく、タイムフリーでいつでも聴くことが出来る。そういった意味において、ラジオはWeb2.0の概念に限りなく近い便利なツールと化している。

 それと比較して、テレビは残念ながら、大幅に遅れをとった化石みたいなツールと呼ばれても仕方がないと、私は考える。原則として、テレビは決まった時間に決まった番組を見て楽しむしかない。TVerや録画機能はあることはあるのだが、SNSやネットなどで時間を取られてしまい、見る時間は限られてしまう。しかも、現在のテレビはWeb3.0やWeb2.0の概念から遠くかけ離れてしまったWeb1.0の概念の代物である。これでは、テレビは現代人に飽きられてしまうだろう。

 では、本当にテレビはオワコン化してしまうのか。私の考えでは、テレビは私の学生時代の勢い程ではないものの、重要な情報メディアの一つとして今後も役割を果たしていくというのが結論である。テレビが発明される以前、ラジオが重要な役割を果たしていたのと同様、テレビも重要な役割を担っている。だが、今のテレビはWeb1.0の概念の代物である。それが技術革新により、番組表からタイムフリーでいつでも好きな番組を見ることが出来るようになったり、インスタグラムやツイッターと同様、視聴者から感想や考えをもっと発信出来れば、決してテレビの将来は閉ざされたものにならないと私は考える。ただ、テレビは今のままでは駄目である。最低限、AbemaTVのようになるよう技術革新を通して、テレビが変わっていけば、テレビの将来は決して暗くはならないと私は考える。

 テレビがオワコン化してしまうかしまわないのかは、テレビの技術革新やコンテンツが変わるかどうかということを通して、今後、判断されていくであろうと思っている。