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平将門公の首塚について

 8月に入ってから、休みが取れたこともあり、平将門公の首塚に行ってきた。場所は、千代田区大手町にあり、近くには三井物産の本社や三菱地所の本社などがある。以前、私はこの近くで働いていたことがあり、皇居の回りを一周することも兼ねて訪れたのである。

 私は学生の時、大手町にあった銀行に魅力を感じ、試験を受けたのだが、その銀行は西暦2000年を迎える前に無くなってしまった。その無くなった銀行の本社が移転した後、消費者金融のプロミスが本社をその地に構え、私はプロミスの本社で約1年半ほど働いていた。ところが、その会社でリストラにあい、退職したのだが、その後、業界で過払い金の話が出て、かなり多くの社員がプロミスを去った。また、平将門公の首塚の近くに、三和銀行の本社があったのだが、当時の東京三菱銀行と合併し、今は三菱地所の建物となっている。たった10年や15年の間に平将門公の首塚の近くにあった会社が次々と消滅したということはとても恐ろしいことである。

 以前、私はお世話になった人から神田明神の勝守はよく効くから持っていた方がいいと言われた。なので、私の財布の中にはその神田明神の勝守がきちんと収められている。その神田明神と縁がある平将門公の首塚にはプロミスを退職した後、全くといっていいほど訪れていなかったのだが、今年の夏にお参りが出来て大変良かったと思っている。平将門公の他に、菅原道真公が祟りをしずめなければという人物で挙げられているが、意外と平将門公のことは忘れている人も多いと思う。今、世界規模でコロナが流行っており、日本もこの先が心配だが、私自身も含め、平将門公の首塚は大事にしたいと思った次第である。