注目キーワード
  1. 清澄白河
  2. 近況報告
  3. 人生

父のC型肝炎

 肝臓は沈黙の臓器ということを聞いたことがある。肝臓が正常なら別に問題はないのだが、普通の状態から脂肪肝になり、肝硬変までいくと大変なことになる。脂肪肝の状態なら、肝臓は正常な状態に戻ることが出来るのだが、肝硬変となると正常な状態には戻らない。

 私の父は大昔に、東京にあるとある病院でC型肝炎に引っかかっていると診断され、長いこと治療を受けてきた。だが、この病院ではC型肝炎は治らないという説明を受け、父は住まいの近くにある町医者に相談しに行った。そこで、別の病院を紹介され行ったところ、父のC型肝炎は治ると言われ、無事治してもらった。

 このことからも分かるように、病院によっては、治療方針とか処方される薬というのは、かなり違ってくるのである。現在、私は精神科に通院しているが、一番最初のクリニックで処方された精神科の薬と、二番目にかかったクリニックで処方された薬は全く違っていた。また、今の病院に変わってからは、以前と治療方針は全く違っている。

 病気を抱えている本人からしてみれば、病気を治すため、治る病院にかかるのが一番の選択である。よくネット上で、この先生は名医だとか出ているが、病気を抱えている本人からしてみれば、病気を治してくれる先生が名医なのである。病院によって処方される薬の違いやベット代の差額の違いなどはあるが、自分が病気だとわかったら、早期に病気を治してくれる医師に巡り合いたいものである。私の父は、治らないといわれたC型肝炎が治るといった医師に巡り合えて本当に良かったと思っている。